熱帯魚・ディスカスの原種

原種(げんしゅ)ディスカスは、改良種(かいりょうしゅ)に比べる(くらべる)と色合い(いろあい)が地味(じみ)なので、人気(にんき)が低く(ひくく)見(み)られがちな熱帯魚(ねったいぎょ)です。しかし、手(て)を加え(くわえ)ない自然(しぜん)の美しさ(うつくしさ)には、人工美(じんこうび)にはない魅力(みりょく)があるのです。原種(げんしゅ)のディスカスは10月(がつ)から4月(がつ)にかけて、水槽(すいそう)で飼育(しいく)しやすい大きさ(おおきさ)の15センチ前後(ぜんご)がまとまって輸入(ゆにゅう)されていますので、ディスカスを購入(こうにゅう)する予定(よてい)があればこの時期(じき)にすると良い(よい)でしょう。それ以外(いがい)で手頃(てごろ)に入手(にゅうしゅ)できるといえば、東南(とうなん)アジアで大量(たいりょう)に養殖(ようしょく)されているレッドディスカスや体(からだ)が3センチ前後(ぜんご)のブラウンがよいといえるでしょう。またグリーンやブルーも比較的(ひかくてき)大きい(おおきい)サイズで輸入(ゆにゅう)されますし、なおかつ安い(やすい)値段(ねだん)で購入(こうにゅう)できます。原種(げんしゅ)のディスカスは、他の(ほかの)熱帯魚(ねったいぎょ)と一緒(いっしょ)にするコミュニティ・タンクの中(なか)でも飼育(しいく)することができます。ただし、ヘッケルとは、一緒(いっしょ)にできません。ディスカスは、主に(おもに)は、湖(みずうみ)の岸辺(きしべ)など流木(りゅうぼく)の根元(ねもと)や水草(みずくさ)の生え(はえ)ている薄暗い(うすぐらい)ところや流れ(ながれ)の緩やか(ゆるやか)な場所(ばしょ)に生息(せいそく)しているので、水槽(すいそう)内(ない)にも同じ(おなじ)ような環境(かんきょう)を作る(つくる)ようにします。また、ディスカスが主に(おもに)生息(せいそく)する川(かわ)の水質(すいしつ)は、ブラックウォーターと呼ばれる(よばれる)、薄茶色(うすちゃいろ)の弱酸性(じゃくさんせい)の水(みず)です。ピートモスなどを使用(しよう)して水槽(すいそう)の水(みず)もその状態(じょうたい)に近い(ちかい)水質(すいしつ)にしてあげましょう。水温(すいおん)はだいたい26〜28℃に設定(せってい)するのが理想的(りそうてき)といえます。水槽(すいそう)の水(みず)が古く(ふるく)なりすぎると、ヒレがボロボロになるおそれがあるので、週(しゅう)に1〜2回(かい)、定期的(ていきてき)に3〜2分(ふん)の1程度(ていど)の水(みず)を換える(かえる)ようにこころがけましょう。ディスカスの餌(えさ)として好む(このむ)のは、イトミミズやアカムシなどですが、同じ(おなじ)ものばかり与える(あたえる)と、内臓(ないぞう)障害(しょうがい)が起き(おき)やすくなりますので、バランスがとれた人工(じんこう)飼料(しりょう)もメニューに付け加え(つけくわえ)てバラエティのあるようにしましょう。最初(さいしょ)は人工(じんこう)飼料(しりょう)に慣れ(なれ)ないと思い(とおもい)ますが、イトミミズなどに混ぜ(まぜ)たりして工夫(くふう)をしていけば、いずれは食べる(たべる)ようになります。

熱帯魚

原種ディスカスは、改良種に比べると色合いが地味なので、人気が低く見られがちな熱帯魚です。

熱帯魚